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2026年3月17日 中建日報 近未来コンクリート研究会 3協議会の議論さらに深化 6月4日に総会開催へ
近未来コンクリート研究会
3協議会の議論さらに深化
6月4日に総会開催へ
近未来コンクリート研究会(十河茂幸代表)は12日、広島市内で2025年度第3回となる協議会を開いた。3つのテーマ別で開催している協議会には、実会場に加えて東京・大阪など遠方からのWEB参加など合計約70人が参加。コンクリートの施工性、脱炭素、延命化の各テーマにおいて活発な議論が展開された。
十河代表は冒頭、大阪市北区で発生した鋼製管の隆起事故に触れ、「原因はおそらく摩擦力という当てにならない力を過信した計算ミス。再発防止のためにも本協議会のような場でしっかり勉強していきたい」と呼びかけた。
広島工業大学の竹田宣典教授を主査として開催された「コンクリートの施工性改善技術研究(CⅡ)協議会」では、継続的に検討を行ってきた後添加型流動化剤増粘タイプによる施工改善実験において、スランプを増大させた高さ70cmの供試体で骨材の分離状況を調べた結果、材料分離に有意な差がないことを確認。これを受け、今後本実験として現場施工を行う予定としたほか、沈下ひび割れの防止に少量の分離低減剤を後添加することや、残コン・戻りコンの削減の是非などについても意見交換した。
同大学の坂本英輔教授が主査を務める「脱炭素コンクリート技術研究(S)協議会」では、牡蠣殻粉末のコンクリート材料としての利用可能性についての予備的実験結果を紹介し、さらに検討を進めることで一致。2025年度日本建築学会中国支部研究発表会で発表された論文2編についても情報共有した。
また、コンクリートメンテナンス協会の江良和徳専務理事を中心に進めている「RC構造物の延命化技術(M)研究協議会」では、会員の坂田正宏氏(エイコー技術コンサルタント)が「建設部門の安全の工場のための方策」をテーマに発注者側の経験と労働安全コンサルタントの視点から説明したほか、コンクリートメンテナンス協会が主催する維持管理フォーラム、協議会の今後の進め方についても議論した。
次回の協議会は6月4日。総会とともに、各協議会の活動報告を行う予定としている。