2019年2月5日 中建日報 近未来コンクリ研究会が3回目会合 「延命化」「生産性向上」を議論 4月総会で中間報告へ | プレス情報 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

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2019年2月5日 中建日報

「延命化」「生産性向上」を議論
4月総会で中間報告へ

2019年2月5日 中建日報 近未来コンクリ研究会が3回目会合 「延命化」「生産性向上」を議論 4月総会で中間報告へ | 近未来コンクリート研究会
 コンクリート業界の連携、課題解決を目指して近未来コンクリート研究会(十河茂幸代表)が開いている3つのテーマ別協議会のうち、「RC構造物の延命化のための維持管理技術協議会」(M協議会)と「構造物の生産性向上技術研究協議会」(P協議会)の第3回会合が29日、広島市中区であった。現状の課題、提案に関する議論をさらに進展させたほか、4月19日開催予定の総会で中間報告を発表する考えも明かした。
 会合には、建設業者や生コン業者、メーカー、コンサルなど関連業界のキーマン約20人が参加。十河代表はあいさつで、「色々な立場の方がいるのはすごく良いこと。本日もしっかり議論をお願いしたい」と呼びかけた。
 前半のM協議会では、江良和徳主査(コンクリートメンテナンス協会技術委員長、極東興和)を中心に、コンクリート構造物の劣化要因や発注者及び制度の現状、点検・調査や人材育成等の課題に関するこれまでの内容を整理するともに、課題解決に向けてさらなる意見を抽出。
 また、後半のP協議会では、坂本英輔主査(広島工業大学准教授)が議論をリードし、生コン配合の事前報告や初期ひび割れ抑制のためのフライアッシュの有効活用など、生産性向上に向けた事例紹介や解決法について話し合い、「色々な課題があるが、前向きな技術提案で解決に向けた議論を重ねるべき」とした。
 両協議会及び「初期ひび割れ協議会」(C協議会)は今後、3月中旬に今年度最終会合を開き、各協議会の中間報告をまとめるとともに、4月の総会で発表する予定という。十河代表は、「建設情報誌にも記事掲載を依頼するなど、たくさんの方に見てもらいたい」と話していた。