2018年06月25日 セメント新聞 3協議会儲け活動開始 近未来コンクリート研究会設立 代表理事に十河氏 | プレス情報 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

プレス情報

2018年06月25日 セメント新聞

3協議会設け活動開始
近未来コンクリート研究会設立
代表理事に十河氏

2018年06月25日 セメント新聞 | 近未来コンクリート研究会
 十河茂幸元広島工業大学教授を中心に設立準備を進めてきた「近未来コンクリート研究会」(NFCA)が4月20日に広島市内で設立総会を開き、発足した。十河氏が代表理事を務め、事務局長(理事)に徳納剛コンクリートメンテナンス協会会長が就任。「鉄筋コンクリート(RC)構造物の長寿命化技術研究協議会」と「初期ひび割れの抑制技術研究協議会」「構造物の生産性向上技術研究協議会」を設立して、具体的な検討を進めていく方針である。
 日本国内で構築されたコンクリート構造物の総量は100億m3と推計され、そのほとんどは戦後に建設された。築後70年に達したものをはじめ、高度経済成長期に建設されたインフラ構造物が一斉に高齢化してきている。こうした中で同研究会は「インフラを適切に維持管理することを推進する支援するとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究」を行うことを目的に発足した。
 同研究会の規約では「目的」(第3条)として①分業化した業種間の連携を強化して、コンクリート構造物の長寿命化を図るためのネットワークを構築すること②会員の自主的な経済活動を基に各会員の地域への貢献を図ること③会員相互扶助の精神にもとづき会員の地位向上につとめること④研究会の運営は非営利目的とすること―の4項目を規定している。これらの目的を実現するために「関連業種間の意見交換を行い、課題を抽出する事業」「会員同士の親睦を深め、協力体制を取るための事業」「各官庁・設計事務所との意見交換等を行うための事業」「各団体技術者の、技術向上を図る為の事業」「その他本会の目的を達成する為に必要な事業」を規約第4条(事業)に規定し、取り組んでいく方針である。
 事務局は広島市中区東千田町二丁目3番26号の福徳ビル内に置き、以下の役員でスタートした。
 代表理事=十河氏▽理事=奥山正彦日本建設業連合会中国支部事務局長、延藤照章広島県建設業協会連合会事務局長、甲斐英樹広島県土木協会専門員、澤嗣郎エイト日本技術開発常勤監査役、中河原達真リ・ユーステクノ研究所代表取締役、古井博広島県生コンクリート工業組合理事・技術委員会▽顧問=竹田宣典広島工業大学教授、坂本英輔広島工業大学准教授▽顧問・理事=江良和徳コンクリートメンテナンス協会技術委員長▽事務局長・理事=徳納氏▽事務局=峯松昇司広島県コンクリート診断士会理事、山脇浩司広島ガステクノ・サービスエンジニアリング事業部土木課長、佐々木大輔広島ガステクノ・サービスエンジニアリング事業部土木課係長、植村大樹福徳技研マテリアルグループ