プレス情報
2018年05月15日 経済レポート
社会資本の長寿命化を目指し
近未来コンクリート研究会設立
元広島工業大学教授の十河茂幸氏が代表となり、設立の準備を進めていた「近未来コンクリート研究会」が先月20日、設立総会を開いた。
コンクリートの活用が一般化して約70年が経過したにも係わらず、近年になって不具合の発生や構造物からのかつ楽事故等が後を絶たない状況にある。これらは建設技術の進歩に伴って専門性が深化し、作業が分業化したことに起因すると考えられている。同会は分業化した業種間の連携を強化する事により、部分最適から全体最適への移行を目的としたネットワークを構築。課題解決のための活動を展開していく。
総会には約50人が参加。十河氏の代表理事選出をはじめ、他役員の選出や事務局を福徳ビル(中区東千田町2-3-26)に設置する事などが決まった。十河代表理事=写真中央=は「ゼネコン各社にも協力を呼び掛け、将来的には全国規模の会に発展させたい」と話した。なお設立時点の会員数は、団体21社・個人17人となっている。